第41回戴帽式 看護の道 志新たに
平成29年11月11日(土)、来賓・保護者に見守られ厳粛な雰囲気の中で戴帽式が行われました。1年生81名は、長期実習を前に一人ひとりが看護師になる決意を新たにしました。
以下学生の感想です。
厳かな雰囲気の中で、ナイチンゲールより灯を頂き、看護を職業とすることを改めて心に誓いました。不安はありますが、自分で決めた道に後悔することなく勉学に努めたいと思います。そして、何よりも患者さん、その家族の方々の気持ちに寄り添い、生きる力となるような接し方をしたいと誓いました。これから長期実習に進む中でどのような出会いがあり、どのような学びがあるのかとても楽しみです。ここまで支えてくださったすべての方に感謝の気持ちを忘れず、ゆっくり確実に前へ進んでいきたいと思います。(1Aクラス M・U)
入学してから8か月、医療の専門的な内容に戸惑いながらも、今日まで夢中で勉強してきた。学業に仕事に家事・子育てにと、休みがないのは覚悟していたが試験勉強や実習でのレポート書きで睡眠不足となることもしばしばあった。落ち込むこともあったが、友の存在は大きく、家族の支えもあり頑張ろうと気持ちを切り替えることができた。校長先生や来賓の方々の言葉は今の私にたくさんの勇気を下さった。実習を不安に思う私を前向きにしてくださった。患者さんの個別性を考えたケアができるよう、専門的な知識と技術を磨くことを怠らず、自分に厳しくありたい。看護師になる気持ちを強くさせてくれる大切な式典であった。(1Aクラス K・K)
厳かな雰囲気の中で行われた戴帽式では、大勢の来賓の方、病院関係者の方、保護者、先生方が祝福してくださいました。私たちは多くの人の期待を背負っていると感じるとともに、頂いた帽子の重さに専門職業人としての心構えや責任感を自覚し、決意を新たにしました。この戴帽式は一生忘れることのできない感動的な式になりました。この日を迎えることが出来たのも、家族や友人、先生方など多くの方々の支えがあったからこそであり、改めて周囲の人々に支えられて一歩一歩成長していくのだと感じました。これからますます勉強が難しくなり、乗り越えなくてはいけないこともたくさんあると思いますが、感謝の気持ちを忘れず、笑顔で前向きに進んでいきたいと思います。(1Aクラス K・H)
戴帽式を迎えて、ナーシキャップを戴き、改めて看護師は人の命に関わる仕事であるという重みを実感しました。私は今まで看護師になる意識が薄かったのですが、これからは患者さんに安全・安楽な看護が提供できるよう勉学に励み、知識技術を身に付けたいと思いました。ナイチンゲールから灯を頂き壇上に上がり、家族に自分のナースキャップを付けた姿を見せることができ嬉しく思いました。今の気持ちを忘れず気を引き締めて学校生活を送っていこうと思います。(1Bクラス A・K)
入学して看護について学んでいく内に、看護師は患者の心の支えになるとても大切な職業だと知りました。戴帽式では、8月に初めて病院で実習したとき自分を頼ってくださる患者さんに笑顔になってほしいと思ったことを思い出し、改めて看護師になろうと決意をしました。ナイチンゲールから灯を頂き、その灯が消えないよう慎重に歩きました。この小さな灯は患者さんの命、とても大切に思えました。今日の決意を忘れず看護師になれるよう努力していきます。(1Bクラス R・S)
戴帽式では、改めて自分が目指している看護という職業に対する自覚が芽生えた。校長先生や来賓の方々からの祝辞、2年生のお祝いの言葉を聞き、自分の甘えを反省するとともに、どれほど責任のある仕事なのかを痛感した。人の命を預かり、人の生活を支え、人の心を支えるということは、生半可な気持ちのままではいけないと強く感じた。これから困難なことがたくさん出てくると思うが、一人で悩まず、仲間と助け合い、周囲の人からの助言を聴き、解決していきたい。実習では、患者さんはどうしてほしいと思っているのか、どうなりたいと思っているかと相手の視点に立って考え行動していきたいと思う。(1Bクラス R・I)
[記念講演〕
佐賀県は肝がん、乳がん、子宮がんの死亡率が高いため、「がんに負けない佐賀をつくろう」という願いからクレブスサポートが設立された経緯や佐賀県内に10か所のがんサロンがあり、そこでタオル帽子を作ったり、ミニ学習会を開いたりなどの活動内容を知り、素晴らしいと思いました。そして、がん治療をされている二人の方からも体験を通しての思いをお話しいただきました。病気になることで当たり前のことが当たり前のことでなくなると聞き、それを今の私には想像できません。しかし、毎日を当たり前のように過ごしている私は、もっともっと毎日の時間を大切に使わなくてはいけないと思いました。がん患者さんは、自分がひとりぼっちだと思ってしまうことがあるという言葉を聞き、笑顔で優しく声をかけ安心してもらいたい、一人ぼっちにしたくないと強く思いました。人の気持ちがわかる優しい看護を目指し頑張っていきたいと思います。(1Aクラス Y・K)
がんを経験されたお二人から、病名が確定するまでの葛藤する気持ち、病気であることを信じたくない気持ち、治療や今後に対する不安など率直な話を聞くことができました。想像することはできても、いざ自分がその立場に立ってみなければ患者さんの気持ちや不安は理解できないだろうと思います。長い時間をかけてゆっくりと気持ちを立て直していかれる日々、たいへん辛かったことと思います。患者さんの辛い気持ちに少しでも寄り添い、支えになってあげることができるようになりたいと思いました。自分たちにできることは少ないかもしれませんが、患者さんをしっかり観察し、どのようなケアをしてほしいと思っておられるのか考え、その方のそばにいたいと思いました。(1Aクラス H・K)
「がん」という病気は自分とはとてもかけ離れたイメージですが、実際はとても身近な病気であること、自分で見つけることもできる病気であること、友人・家族に対し受診を勧めることで早期発見につながることなど、たくさんのことを知ることができました。「がん」と告知された方の心に寄り添う看護師の存在はとても大きなものだと思います。治療に向けての不安、入院・手術となると生活も変わり仕事もできず家族の負担などたくさんの不安が生じる中、で、少しでも励みになるような、サポートができるような、一人じゃないよと寄り添うことのできる存在でありたいと思いました。(1Bクラス S・M)
「自分が"がん"かもしれない」そう感じて不安になっても、その不安を誰にも話すことができないということを聞いて、最初はなぜだろうと思ったけど、大切で身近な存在すぎて言えないのだとわかりました。病気は退院したら終わり、手術が成功したら終わりでないことも知ることが出来ました。同じ病気でも、一人ひとり不安に思うことも悩んでいることも違うので、その一人ひとりに寄り添える看護師になろうと思いました。(1Bクラス R・N)