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高等課程2年生「ケーススタディ発表」

2年生は成人老年看護実習終了後、看護実践を振り返りケーススタディとして発表しました。一人ひとりが「看護とは何か」について深く考察した内容であり、学びを共有する時間になりました。以下、2年生の感想と、それに参加した1年生の感想を紹介します。


〔2年生〕

ケーススタディを作成するにあたって、文章で伝えることの難しさを感じました。私が伝えたいことは何なのか、たくさん悩みましたが、指導を受けながら納得するものが出来たように思います。発表前には、私のケースをグループメンバー皆が読み、わかりやすい発表にするために一生懸命考えてくれ、写真を入れたりするなどアイデアを出してくれました。発表後は、思っていた以上に質問がきました。質問してくれるというのは、それだけ皆が私のケースを聞いて、考えてくれたから疑問も出てきたと思い嬉しかったです。(高等課程2年Aクラス A・O)

ケーススタディを終えて、再度実習を振り返ることができました。発表させていただく機会をもらい、上手にできるかととても不安でしたが、メンバーが「頑張って」「大丈夫」「協力するから」と声をかけてくれました。私の発表のために協力してくれたメンバーに感謝するとともに、皆の思いを無駄にしないためにも精一杯頑張らねばという思いに変わり、本当に感謝しています。ケーススタディは私に自信をくれました。また、他の人の発表を聞いて、知識や技術は当然大切ですが、「その人にとってどうすることがベストか」を考える優しさや配慮を感じました。これからも患者さんにしっかり向き合い心を込めて優しさあふれる看護を目指し取り組んでいきたい。(高等課程2年Aクラス R・N)

知識が増えてもそれを繋げて考えることができず観察点も点でしか見えず、「個別性」が何なのかもわかりませんでした。しかし、長期の実習が終わるころは不十分ではありますが、患者さんの全体像から今何が問題となっているのかアセスメントできるようになったと思い、自分で自分をほめたい気持ちです。そして今回のケーススタディ発表会で皆の発表を聞いて、いろいろな疾患の事や看護の実際を知ることが出来、とてもよかったです。これからも一人ひとりの患者さんの思いを考えながら、その人らしい生活を支援できる看護師になれるよう頑張ろうと思います。(高等課程2年Aクラス K・R)

ケースをまとめるにあたり、実習日誌を読み返し悩みながらも文章にしていくことで患者さんのことを深く考え、その時の関わりの意味を整理できました。先生から指導を頂く中で、自分が学んだと思っていた以上に、もっと多くのことを学んでいたことに気付かせていただきました。皆の発表を聞いて、一人として同じ患者さんはいないし同じ看護はないのだと思いました。これから看護に携わる者として人を思う気持ち、いたわる気持ち、寄り添う気持ちを大切にしていきたいと思いました。(高等課程2年Bクラス E・N)

昨年、先輩のケーススタディの発表を聞いて、1年後の自分にできるだろうかと不安になったことを覚えています。しかし、長期実習が終わりたくさんの学びがあり、それをケーススタディにまとめることで、よかった点やもっとこうすればよかったと思う所が明確になり勉強になりました。私は観察が不十分で、ケーススタディをまとめる時、情報が少なく大変でした。次の実習では、患者さんの反応を観察することや、自分のその時の思いも記載することを心がけ、それをもとに考察を行い、患者さんに合った援助ができるようになりたいと思いました。(高等課程2年Bクラス R・N)

私は普段は人前に出ることが少なく、今回発表をさせていただくにあたりとても緊張しました。しかし、グループメンバーが資料の作成をしてくれたり、助言をしてくれたので、落ち着いて発表できました。この機会を与えてもらったのを機に、積極的な行動がとれるようになりたいと思いました。他の人の発表を聞いて、患者さんの状態を様々な視点から観察し、個別性のある看護実践をしていることを知り、とても刺激になりました。患者さんに今必要なことは何か考え、QOLが高められる看護ができるようになりたいと思いました。(高等課程2年Bクラス Y・M)

それぞれの症例は違っても、「患者のためにどうするか」といった視点や、「根拠を持って行動すること」など入学してから言われ続けてきたことが少しずつ結実してきていることを感じた。自分は援助計画を立てる際、自宅で座って教科書を眺めながら頭の中で考えを巡らせることに多くの時間を費やす。しかし、皆の発表を聞いて、もっとベッドサイドで患者さんの思いを聞き、患者さんの願望に基づいた計画を立ててもよかったのではと思った。患者さんとよくコミュニケーションをとり、何を望んでいるのかを探求した人ほど、質の高い看護になっていたように思う。意義深い発表会だった。(高等課程2年Bクラス R・O)


〔1年生〕

ケーススタディ発表会を聴講させていただき、どの発表内容も患者さんの状態やどのような問題がありその問題解決のためにどのような援助をしたのか、すごくわかりやすくまとめてあり、2年生はすごいなと思いました。専門用語が多くわからないこともありましたが、絵や写真で説明をするなど創意工夫が感じられました。私たちももうすぐ基礎看護実習が始まるので、2年生の発表を聞けて本当に良かったと思います。(高等課程1年Aクラス A・K)

2年生が実習の中で、患者さんの事を必死で考えていたことが伝わってきました。看護していくうえで患者さんが何を求めているか、何をしてほしいと思っているか考えて行動することの大切さを学びました。改めて看護の難しさと厳しさ、やりがいを感じました。8月から始まる基礎看護実習では、2年生のように患者さんとのコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を築いていきたいと思います。(高等課程1年Bクラス S・N)

先輩方の発表された内容は、どれもレベルが高く、また活発に質疑応答が行われていて、自分もそのようにならなくてはいけないという目標が出来ました。自分主体になることがないよう、様々な視点から物事をとらえる力を身に付け、患者さんに合った看護ができるようになりたいと思いました。これからの学校生活や実習を通して身に付けていこうと思います。(高等課程1年Bクラス K・K)


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