トップページ ブログ 高等課程 基礎看護実習に臨んで

高等課程 基礎看護実習に臨んで

高等課程の1年生は815日から99日、各クラス2週間の基礎看護実習に臨みました。初めての実習に緊張していましたが、患者さんや指導者から優しく声をかけていただきのびのびと実習させていただきました。

葉っぱ.gif


 今回の実習では、コミュニケーションの難しさを感じた。頷くぐらいの反応はみられたがスムーズに会話ができず、「会話を一緒にしたい。もっと患者さんの事を知りたい」という気持ちをどのように伝えていこうか悩んでいるとき、指導者から声のかけ方を変えてみるよう助言をもらった。はい、いいえで答えられるような言い方から、どう思っているのか、どうしたいのか答えられるような問いかけに変えると、家族の話や自分の思いを話されることもあった。自分が変わることで相手も変わることを学んだ。技術面ではペアと協力してケアを行ったが、最初は打ち合わせが不十分でお互いにイメージしていた手順が違って時間がかかった。援助前の手順の確認や打ち合わせを十分することや援助中はペアと声を掛け合うことで、援助にかかる時間も短縮でき、患者の負担軽減につながることがわかり、連携の大切さを学んだ。(1年Aクラス A・O)


 コミュニケーションで心がけたことは、患者さんと同じ目線で話すことです。仰臥位で休まれていたので、座って視線を合わせることで話しやすくなり、自分の話をしていただけるようになりました。患者さんとの会話が増え笑顔が見られるようになり嬉しかったです。このような患者さんとの関係づくりも大事だけど、学生間の関係も大切だとわかりました。4人のグループでしたが、リーダーを中心にお互い援助を通して気づいたことなど助言し合うことで、日々進歩できたように思います。誰かが失敗して悩んだり躓いたときは、皆で話し合って助言したり慰め合うことで、もっと頑張ろうと思えました。私は仕事をしていない分、人一倍不安も緊張も強かったのですが、皆が助けてくれたので充実した実習ができました。(1年Aクラス A・K)


 1週目は、援助の目的が曖昧なため、指導者からなぜそれをするのか、患者さんにとってどうすることが良いことなのか質問されたとき何も答えられませんでした。また、学校で習った通りの手順だけで、患者さんの状態から援助内容を考えていませんでした。そのため援助に使用する物品が不足していたり、途中でどうしていいかわからず患者さんに負担をかけてしまいました。ペアで日々の振り返りを行い、患者さんの状態からどのようなケアが望ましいのか根拠を踏まえて手順や注意点を考え、次の日の援助に活かすようにしました。2週目は、患者さんの反応が少しずつ見えるようになり、なぜその援助が必要か患者中心に考えた援助目標や手順を考えられるようになったと思います。(1年Bクラス Y・M)


受け持たせていただいた患者さんは自分の意思を伝えることがあまりない方でしたが、毎日のケアをしていくうちに少しずつ話してくださるようになり、「ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。ケアを通して患者さんとの距離が近くなったように思いました。指導者から、ケアを行うときは患者さんの立場で考え、自分だったらどうしてほしいか考えるように助言を受け、自分の都合で行動していたことを反省しました。そのことを意識して行動すると、少しずつ患者さんの表情の観察もできるようになり、次はどのようにすればもっと安楽な状態で行えるか振り返り次につなげていくことができました。次の実習でも患者さんの立場で考え行動していきたいと思います。(1年Bクラス Y・K)

  • 在学生の声 看護高等課程
    2年生
    藤本  葵
    藤本  葵

    私は仕事をしながら学校に通い准看護師の資格を取ることができるところに魅力を感じ医師会を選びました...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護高等課程
    2年生
    池田 蘭菜
    池田 蘭菜

    私は、高校推薦入学試験制度を利用して受験しました。小論文対策として、過去問を解き、添削してもらい...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護高等課程
    2年生
    坂本 星海
    坂本 星海

    私が本校に入学した理由は、働きながら学べることです。私は、病院に勤めながら学校に通っています。登...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護高等課程
    卒業生
    江口 真吏
    江口 真吏

    私は、本校で患者さんの気持ちを汲み取る大切さを学びました。患者さんが、今何を感じ何を求めているの...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護高等課程
    卒業生
    山下 廣大
    山下 廣大

    実習を通して患者さんの健康は、一つの障害や病気が影響しているのではなく、生活背景や社会背景に伴う...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護高等課程
    卒業生
    吉岡 玲奈
    吉岡 玲奈

    2年間辛いこともあったが、嬉しいこと楽しいことも多くあり、振りかえってみればとても充実していたと思...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護専門課程
    2年生
    深町  咲
    深町  咲

    私は、本校の高等課程を経て、専門課程へと進学しました。私は、一児の母なので、育児と仕事を両立しつ...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護専門課程
    2年生
    古賀 凪紗
    古賀 凪紗

    この学校では、様々な年代の方がいる中で同じクラスメイトとして、1年生では基礎をメインにしっかり学ん...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護専門課程
    3年生
    金嶽 泰暉
    金嶽 泰暉

    昨年は本校初の文化祭を行いました。コロナ禍で多くの弊害がある中、学生主体で沢山の方々に協力しても...

    » 続きを読む

  • 在学生の声 看護専門課程
    3年生
    山﨑 郁弥
    山﨑 郁弥

    私は高校生の時、「何か人の役に立てる仕事に就きたい」という思いがあり、看護学校に進むことを決意し...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護専門課程
    卒業生
    築山 和江
    築山 和江

    看護について学びたいと決心し、社会人生活を経て入学しました。学生生活は仕事・学校・家庭と多忙な生...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護専門課程
    卒業生
    砥川 里湖
    砥川 里湖

    本校に入学し、学業と仕事の両立をしながら学校生活を送ってきました。実習や授業で学んだことを臨床の...

    » 続きを読む

  • 卒業生の声 看護専門課程
    卒業生
    松田 小百合
    松田 小百合

    私は3年間准看護師として働いた後に本校に入学しました。社会人から勤労学生となり、入学当初は学業と...

    » 続きを読む