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高等課程1年生「基礎看護実習Ⅲ」を終えて

高等課程1年生は平成26年12月8日(月)から19日(金)までの2週間、各実習病院で基礎看護実習Ⅲをさせていただきました。指導者のサポートや患者さんとの関わりを通して多くの学びがありました。現在、1月13日から始まる長期の実習(成人老年母子看護実習)に向け、学習を進めています。

疾患、心理面、日常生活リズムなどしっかりアセスメントし、自分に出来る最高の水準でケアをすることの大切さを学びました。患者さんは長期に臥床されておられリハビリ室には車椅子で行かれていました。どれくらいの時間車椅子にすわれるのか、握力・筋力・関節可動域はどうなのかなどの情報を得ることで自立に繋がる援助が出来る事がわかりました。また、患者さんの心理は一定ではなく、病気の再発や悪化への不安と恐怖、孤独や悲しみを抱えている事にも気付かされました。知識不足や技術の未熟さも自己の課題です。より良いケアを提供するために、今後も努力していきます。

(1年Aクラス:HK)


実習中質問されても答える事ができなかった時、なぜそうするのか根拠が理解できていないと患者さんにも伝わらないことを教えて頂きました。受け持たせていただいた方の疾患について学習をしていくことで、はじめて疾患と失語症や嚥下障害など症状との関連がわかり、学習の大切さを実感しました。

(1年Aクラス:RT)


実習では学習の大切さを知るとともに自分を見つめ直す機会になりました。日々状態が変わる患者さんを前にして、今どのような援助をすべきか、観察するためにはどのような知識が必要かなど考えさせられました。看護するためには手技だけでなく、そこに行きつくまでの知識が求められることが分かり、学習面の努力をしていきたいと思いました。

(1年Aクラス:JK)


寒さを感じやすい方には保温に重点をおいたり、何でも自分でしたいと思っておられる方には援助前にどこまでが可能なのかを把握し、声のかけ方の工夫が必要でした。学校で学ぶ方法は基本の動作であり、実施する時は相手の状態に合わせどのようにしていくかを考えないといけません。また9月の実習では記録を書くことに意識がいっており、援助ができなかった時は「今日は何を書こう」と自分主体で考えていたように思います。しかし今回は、援助を断られた時、なぜそのように言うのか、何を訴えているのか考え、きちんと向き合うことが出来たように思います。

(1年Bクラス:YT)


受け持たせて頂いた方は、発語が少なく笑顔もあまりない方でした。最初は「はい」「いいえ」という短い言葉だけだったのでコミュニケーションが難しいと思っていましたが、質問の仕方を変えると「頭は痛とうなか」「寒か」と長い言葉や自発的な発言が見られるようになりました。笑顔で顔を近づけると満面の笑みで「なんねー」と笑ってくれました。手浴や足浴をした際はリラックスされて寝られる時があったり、窓の外を見て「雪のすごかね。おそろしか」と言われる姿をみて、本当に嬉しく、日々の関わりの大切さを実感しました。

(1年Bクラス:YS)


実習中、患者さんからはずっと援助を断られてばかりでした。しかし、入院前の生活を知ること、今はどういう状態か、どのような思いで入院生活を送っているのか、今後どうありたいと思っているのかなどを知ることの意味を考えさせられた学びの多い実習になりました。情報を通して患者の思いに気付き、向かっていく方向が見えてくることにも気づきました。

(1年Bクラス:NG)

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