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高等課程2年生「ケーススタディ発表会」を終えて

高等課程2年生は、1月から5ヵ月間にわたる「成人・老年Ⅰ・母子看護実習」が終了しました。7月17日(木)・18日(金)の両日1年生が聴講する中、各自事例を振り返り看護観をまとめ発表を行いました。この「ケーススタディ発表会」を通して生徒たちはさらに多くの学びを得ることができました。以下、発表を終えた2年生と聴講した1年生の多くの学びを紹介します。

実習での患者さんに対する援助を改めて振り返ることができた。実習日誌を読みなおしたり、実習中に指導して頂いたことを振り返り引用文献を探したりすることで、自分の看護をもう一度考え直すことができたので、学びが深まったと思う。発表者に選ばれた時には皆の前できちんと発表できるかとても不安だったが、グループの皆が資料を準備してくれ、発表の仕方も意見をくれたので、本番では緊張したが落ち着いて発表することできた。皆の協力がなければできなかったと思い、とても感謝している。

(2年:KO)


発表を聞き、皆が真摯に患者さんに向き合い、何を訴えているのか、何を望んでいるのか、自分に何ができるかを考え看護していたことを感じた。ある人は、あえて患者さんと距離を置きタイミングをみてコミュニケーションを図ったり、またある人は、ずっとそばで死への不安や孤独感を共有したりと患者さんの数だけ看護があるとわかった。看護はマニュアルに沿って行われるものでなく、個別性に対して行われることを実感した。

(2年:MF)


ケーススタディを通して、自分の目線で援助を行っていたことを反省した。振り返りを通して、改めて患者側の視点に立って行う事が大切であるとわかった。皆の発表を聞いて、目的を持ってコミュニケーションを図ることや根拠を持ち意図的に関わることで、患者さんにも変化が現れていると思った。同時に自分の内面も変化していると感じた。とても勉強になり、看護に対する考え方の参考になった。

(2年:NK)


ケーススタディ発表会に参加して、先輩方はすごいと思いました。同時に、私も1年後はこのようにできるのか不安に感じました。知識のない私たちに理解できるよう難しい言葉は補足して説明してくれ、また絵に書いてカテーテルがどこに挿入されているのか表現されていて、吸い込まれるように聴きました。発表の中で「患者さんがナースコールを押す前にその訴えに気づけるような看護をしたい」といわれたのを聞き、私もこれからどんなに忙しくても患者さんの気持ちを一番に考え行動したいと思いました。看護師という職業は大変だけど素晴らしいと感じ、今の自分の学ぶ姿勢を反省するとともに目標に向かって頑張ろうと思いました。

(1年Aクラス:EA)


発表を聞いて、様々な疾患の方がいて、様々な視点から行動や発言の意味を考え、その人に応じた看護目標を決め、その目標が達成できるよう一生懸命看護をしていることが伝わってきました。発表の中で今習っている全身清拭や手浴・足浴のことがでてきたので、実習で活かせるよう基礎をしっかり身につけようと思いました。病気の事を勉強しなければ患者さんの気持ち、行動や言葉の意味も分からないと思います。実習では、患者さんのことを思いやり頑張りたいです。

(1年Aクラス:AK)


まだ人体のしくみや看護の基本を学んでいる段階なので、とても興味深い学びだった。実習では今学んでいる一つひとつの知識を統合し、患者さんとのコミュニケーションを図りながら、観察・看護実践をしていかなければいけないことがわかった。知識や技術を踏まえ、日々のケアを考え、先を見通して行動している2年生は本当に素晴らしいと胸をうたれた。質問に対しても即答されていて、実習がいかに充実していたかが分かった。私もこれからしっかり勉強し、土台を作っていこうと思う。

(1年Aクラス:KY)


患者さんと真剣に向き合い、悩み考え行動してきたことが伝わり感動するものがあり、私もこうありたいと心から思いました。たとえ同じ病気であっても、誰一人として同じ患者さんはおらず、一人ひとりの性格や人生観の違う個人に関わっていくことを教えられました。2年生の方々が真剣に実習に取り組んでいる姿勢を見習い、私も来年は発表ができるよう努力したいと思いました。

(1年Bクラス:NT)


発表を聞いて、排泄援助や全身清拭など、私たちが今、演習していることを話されていたので、改めて技術を身につける事の重要性を実感しましたが、それ以上に患者さん一人ひとりに合った看護をしなくてはいけないと思いました。生活行動が自分でできない患者さんは援助を受けなければいけない自分に羞恥心や情けない気持ちをもつと思いますが、相手の気持ちに寄り添い、患者さん中心に考え行動することで心も前向きに変化していくことを知り、とても感銘を受けました。患者さんのことを知りたいという関心を強く持ち、実習に臨みたいと思いました。

(1年Bクラス:RT)


発表を聞いて、話や訴えを傾聴し、コミュニケーションを大切にし、患者中心の看護を行われていると思いました。患者さんの不安に真摯に向き合い応えられ、疾患に関連することをたくさん勉強し実践されていました。私も知識・技術・態度の三要素を高められるよう頑張りたいと思いました。1年生にも分かるよう疾患や看護についての説明や図があり、発表内容が工夫されていて分かりやすかったです。質疑応答の時は、先輩方は自ら挙手をされ、この事例から学びたいという姿勢がとても伝わってきました。私は質問できませんでしたが、2年生になった時は、先輩方のように看護学生として成長していけるようになりたいと思いました。

(1年Bクラス:EY)

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