高等課程2年生長期実習を終えて
高等課程2年生は1月9日より6月1日までの長期実習(成人老年1・母子実習)を終了しました。実習を通して一人ひとりが多くのことを学び成長を感じることができました。
私は、何かの援助を行うことが患者さんのためだと思い込んでいましたが、まずは患者さんがどう思っているか、どうしたいのかを知ることが大切だと思いました。今まで健康だった人が病気になり様々な思いを抱えていて、その気持ちをすべてわかることはできないと思いますが、少しでも理解しようとすることが看護師には重要だと学びました。また実習を通し多くのことを学ぶとともに自分自身を見つめなおす機会になりました。態度面では謙虚な姿勢を忘れず受け持たせていただいた患者さんに感謝し、忙しい中受け入れてくださった病院、指導者に感謝の気持ちを忘れてはいけないと思います。(2年Aクラス R・N)
その時何をしてほしいのか、個別性をふまえた援助を行うためには患者さんの全体像に目を向けることが大切だと学びました。学習はしているつもりでも実際に援助をする段階になると知識不足を感じました。患者さんのためにも手をぬいてはならず、学生のうちに多くのことを勉強したいと思います。患者さんに「ありがとう」と言われた時の気持ちを忘れず今後につなげていきます。(2年Aクラス Y・S)
長期実習では今まで以上に多くのことを学び知識や技術を身につけることができ本当に貴重な半年でした。患者さんと接していく中で多くの指導をしていただき、自分のできていないところは前向きにとらえ、学習しながら積極的にアドバイスをもらいました。この実習で成長したと思うことは患者さんとのコミュニケーションです。そばに寄り添い患者さんの気持ちを深く考える大切さを学びました。(2年Bクラス K・O)
実習中、患者さんの反応が少なくどうか関わればよいのか迷うことがありました。そのような時こそ、自分がその立場だったらどうしてほしいか考える、相手のことを考えて歩み寄ることで必ず答えは出てくると感じました。また、看護は継続して行うことが重要であり、そのためにはチームワークが大切であると助言をいただきました。リーダーとして皆をまとめていくことの難しさは感じましたが、メンバーの思いを考え助け合っていくことで互いに成長できると感じました。また、指導者が「入院生活は患者さんの人生の一部、その人生を支えていく」と言われ、その言葉を胸にとどめ目標に向かい努力していきたいと思います。(2年Bクラス Y・O)