高等課程2年生「座禅」体験
現在、高等課程2年生は10月~11月の2か月間の実習中です。それが終われば卒業試験、進学のための入学試験、資格試験と学習一色になります。静寂の中自分と向き合い、心を落ち着かせる時間になればと思い、毎年この時期に「座禅」を実施しています。今年も10月18日(土)、25日(土)に鳥栖の萬歳禅寺のご住職であられる石橋亨見先生にご指導を頂きました。以下、貴重な時間を過ごした生徒の感想を紹介します。
初めて座禅を体験し、集中すると普段とは違う世界が見え、いつもは聞こえない音や風の流れを感じました。警策で叩いて頂いた時は、身体がすっきりし心が落ち着いたように感じました。看護は、患者さんの変化にいかに早く気づくことができるかが重要です。集中すると別の世界が見え患者さんの変化にも気づけると思いました。
(2年Aクラス:KK)
座禅を初めて体験し、これまでの自分を振り返る時間になりました。また、これからのことも考えることができ、心が安らぎリフレッシュできました。実習や勉強で嫌になることもあるかもしれないけど、これまで頑張ってきたことやなぜ自分はこの道を選んだのか考え、新たに気持ちを切り替えて頑張っていこうと思いました。
(2年Aクラス:CS)
日常の雑念を思い浮かべ一つひとつ消し去ることで集中できるという話を聞きました。座禅を組み自分の気持ちに集中し、呼吸を整えることで少しずつ自分の頭の中を空にすることができ、周りの音が聞こえてくるのがわかりました。「調身・調息・調心」を基本に無心になれました。自分が今置かれている場所、なぜ今ここにいるのか、何の目的でここにいるのかを考えると自分は一人の力でここまでこれた訳ではない。周りの支えがあってここにおり、自分の目的に向かって進むことができている、そんなことが頭の中に浮かんできました。無心にならないと周りが見えてきません。座禅の事を思い出し、「調身・調息・調心」を心がけていきたいです。
(2年Aクラス:SF)
線香の香りにとても落ち着き心身ともにリラックスでき、心にゆとりが持てた気がした。足を組み長時間座っていることがないので、気持ちが落ち着くまでに時間がかかったが、自分の気持ちをリセットするとこんなにも落ち着いた気分になれることに驚いた。心に風が吹き、晴れた様な気がした。すると普段は会わない人への感謝の思いや自分が生かされていることに感謝することができた。
(2年Bクラス:MF)
いつもと違う雰囲気で新鮮でした。実習期間中の慌ただしい中、ゆっくりと気持ちを落ち着かせることができ、いい時間を過ごすことができました。いろいろな経験をすることは、違う世界を知る機会になり大変勉強になりました。座禅を通して、これからも新たなことへのチャレンジも続けていき、世界観や価値観が狭くならないようにしたいと思いました。
(2年Bクラス:SK)
息をゆっくり長く吐くと自然と息を吸うことができリラックスできました。実習や勉強、仕事に追われ、次から次にしなくてはならないことが出てきて、今日みたいにゆっくりするのは久しぶりでした。座禅中は、窓から入ってくる風を感じたり、外から聞こえてくる声や車の音、線香の香りなど身体全体で感じ、自然と一体化しているような気がしました。短い時間でしたが気持ちが整理でき、これからまた勉強を頑張ろうと思うことができました。
(2年Bクラス:MS)